「ラテンアメリカということ」

 

 

第一期「ラテンアメリカということ」(全10回)は好評理に終了いたしました。

参加者からは「毎回熱のこもった質疑もあり、内容の深い充実した講座だった」との声が多々ありました。

第2期開講を予定しておりますので、ご期待ください!

 

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 コロンブス像

 

この講座では、私たち日本人にとってまだまだ知らないことが多いラテンアメリカについて、その歴史を中心に見ていきます。講師はラテンアメリカ全般について豊富な知識を持ち「グアテマラ現代史」や「グアテマラ断章」の著者でもある近藤敦子氏。分かりやすく面白く知的好奇心を満たしてくれる講座です。以下講座内容詳細をご参照ください。

 

第一期最終回  第10回

テーマ:「春の終わり、北の巨人の介入」

1944年から10年間、二人の文民大統領の就任でグアテマラにも春らしい季節が訪れたのですが、当時は東西冷戦の最中でもあり、「北の巨人」アメリカはそれを快く思わず、中米がラテンアメリカにおける共産主義の拠点となることを潰しにかかったのです。それはキューバのについての苦い体験がワシントン政府の頭に常に去来していたからでした。こうしてグアテマラのアルべンス政権は1954年崩壊したのでした。

それがアメリカの中米への介入の端緒となり、その後エルサルバドル、ニカラグアと中米の小国はアメリカの属国のようになってしまいました。ただ彼らは決してアメリカに屈服せず、その後も誇り高く彼ら自身の矜持を保っていきました。現代史を見ても東洋のベトナムを端緒としてアメリカが勝利したことはありません。

その後グアテマラに出現したのは凡庸な軍人大統領が多く、若い将校はアメリカの介入、自国の為政者たちの独裁政策に激しい憤りを感じ、ついにゲリラが出現することになります。彼らは山岳地帯にこもって政府軍と対立します。ゲリラグループが出現したのは1960年のことで、はじめわずかな人数でしたが、次第に学生、労働者が合流して大きな反政府集団となり、1996年まで36年に及ぶ長い内戦に発展するのです。

 

 

日 時: 第2期開催が決まりましたらお知らせします。 

講 師:  近藤敦子 (ラテンアメリカ史研究家)

参加費:   1500円 (コーヒー菓子付き)

 参加者には講義内容のレジュメをお渡しします。

 皆様のご参加をお待ちしております!!

予約はお早目に:Café y Libros info@cafeylibros.com, tel:03-6228-0234

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 講師著書紹介:

“グアテマラ断章”-現代史の襞の中に隠されたエピソード-

グアテマラ共和国は独立後187年(2008年現在)を経過したが、そのうちの約150年間をカウディジスモか軍事独裁政治のもとに生きてきた。カウ ディジョとは集団のなかで強力な権力を行使する頭領を指す。ところがグアテマラは選挙の好きな国で、通常、選挙により為政者を選出した。しかしそれが民意 を反映していたとは言い難い。つねに不正に操作された選挙であった。
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